KSC ベレッタM93R 分解・塗装の下準備

※分解・組立・塗装は必ず自己責任で行ってください。当方では分解によって起こったトラブル・事故につきましては、責任を負いかねます。また、分解をするとメーカーの保障が受けられなくなる場合があります。

KSC製ベレッタM93R(ガスBLK)
かなり初期の製品の為、スライド側面の刻印がKSCではなく、ピエトロベレッタです。
スライドを塗装する為に必要最低限の分解を行います。
まず、本体右面(後ろから見て)のフレームの真ん中あたりに有る小判型のボタン(写真中央)を押しながら・・・。
本体左面のフレームに有るこのレバーを90度下へ回します。このレバーは裏側の小判型のボタンを押しながらでないと動きません。
90度回転させた状態です。これで、スライドが前へ少し浮くので、そのまま、前へスライドを抜き取ります。
スライドを抜き取った状態。フレーム部分は塗装しないので、このままにしておきます。フレームやグリップには3点バーストの複雑なメカが入っているので、あまり分解はしない方が良いでしょう。
スライドの中の状態です。塗装のために中のパーツを取り出します。
写真では分かり難いですが、引っ掛かっているだけのリコイルスプリングガイドを外します。
リコイルスプリングガイドとスプリングを外した状態。
次にバレルを外します。
バレルを外した状態。
最後にスライドに残るパーツ(名前不明)を外す為に、固定している小さな+ネジを2本外します。(紛失注意)
スライドをマイナス・ドライバーで少し広げる(割れ、傷に注意)と中のパーツが取り出せます。これで、ようやくスライド内が空っぽになります。
まず、細かいことですがスライドに有るセレクターポジションを表すマーク(セミオートとフルオート)のうち、フルオートの無限マーク∞を塗装前に消します。個人的な好みの問題ですが実銃のM93Rにはフルオート機能は有りません。したがって、この∞マークはリアルではない訳で・・・。
エポキシパテで∞マークを埋めます。
エポキシパテが十分に硬化したら、#800の耐水ペーパーで水研ぎします。
塗装の食い付きを良くする為に全体を耐水ペーパー(#800)で研磨しました。下地作りです。研磨は水を付けながら、スライドと平行に行います。研磨跡が交差したりすると傷だらけの様に見えますので。研磨が終わったら、洗浄と脱脂の為に、台所用中性洗剤で洗浄し、よく水洗い後、完全に乾燥させます。結構重要な工程です。
塗装のために割り箸をスライドにセロテープで貼り付けます。写真では、まず試し塗りを兼ねて、スライド裏側を塗装する為にスライド上部に割り箸を貼り付けました。私の場合、これが大失敗で、表側まで飛び散った塗料のせいでセロテープの形がクッキリと付いてしまい、表側の塗装を剥がす為に表側の研磨→洗浄をやり直す羽目になりました。マスキングしておけば問題なかったと思います。

   

   
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