自作発酵式二酸化炭素添加装置

アクアテラリウムの水中の前景にグロッソスティグマを植えて緑のじゅうたんを作るつもりでいたのですが、調べてみるとグロッソスティグマを一面に繁茂させるには、強い光と二酸化炭素の添加が必要な様で、二酸化炭素の添加には市販のボンベを使った添加器が有るのですが、どれも高価ですし、しかもアクアテラリウムの浅い水深で使えるかどうか分かりません。器具が見苦しく目立ってしまうのも難点です。そこで色々調べてみると、手軽なイースト菌を使った二酸化炭素添加の方法が有る事が分かり、しかも材料もゼラチンとイースト菌以外は家に有る物で出来る!!という事で早速実践してみる事にしました。

まずはその原理の説明ですが、イースト菌が酸素を吸って、二酸化炭素と水を吐き出す。酸素が無くなると、糖分を吸って、二酸化炭素とアルコールを吐き出す。(発酵)糖分が無くなり、アルコール濃度が高くなると、イースト菌そのものが、アルコールの滅菌作用によって死滅する。といった具合なのですが、一度イースト菌をセットすると20日前後は二酸化炭素を出し続けてくれる様です。イースト菌の餌の糖分が無くなり、イースト菌が死滅してしまったら、また砂糖をゼラチンで固めてセットし直せば良いのです。ところで実は、このやり方、糖分をゼラチンで固めておくところが、「みそ」なんです。もし固めないで、水に糖分を溶かしただけで発酵させると「酒税法」違反の疑いが出てくるからだそうです。なお、ここに紹介しているものは、私が考えたわけでは全くなく、 先輩アクアリストのみなさんからお知恵を拝借したものです。(ネットにて調べました)大掛かりな機材などが必要ないので、小さな水槽にも向いていますよ^^。この方法ではペットボトル内は発生した二酸化炭素で、かなりの圧力がかかります。炭酸飲料用のペットボトルを使い、ペットボトルを倒さないように気をつけて下さい。また、DIYについては自己責任で行って下さい。DIYによって起こった損害について私は一切責任を負いません。

器具の作成

器具作成の材料 07/10/19 (金) 器具の作成
まずは材料です。作成は急遽思い立ったので、イースト菌とゼラチンは家に無かったので明日買いに行くとして、器具は今家にある物で作れるので、今日は器具の作成をします。使うものは、ペットボトル500ml(炭酸飲料が入っていた物推奨)、エアチューブ、エアチューブジョイント、ウッドストーン(たまたま家に有ったので使いますが本来はCO2ストーン推奨)、逆流防止弁、キスゴムです。
ペットボトルのキャップへの穴空け まず、ペットボトルのキャップに穴を開けます。穴はエアチューブジョイントがピッタリはまるサイズにして下さい。穴が大きすぎると二酸化炭素が漏れます。
ペットボトルのキャップへエアチューブジョイント取り付け エアチューブジョイントを取り付けたところです。
このキャップをまたペットボトルに取り付けます。
※エアチューブジョイントとはエアチューブを繋ぎ合わせる為のもので、熱帯魚店やホームセンターで購入できます。価格も何個か入って100〜200円位だったかと思います。
ウッドストーン 次に、ウッドストーンにエアチューブを繋ぎます。

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